【ドットプリンター用連続伝票のトラブル1】用紙が詰まる
ドットプリンター用連続伝票で一番多いトラブルは、用紙の詰まりです。
用紙がプリンターに詰まる場合、下記の原因を探ってみてください。
【原因1】ドットプリンター用連続伝票の保管場所の湿気
一般的に、紙は、温度や湿度の変化など外的要因で伸縮をします。 特に湿気の強い時期など、複写の糊付けされた部分など固定されている箇所とそうではない箇所で伸縮具合が異なり、伝票の反りやしわを生むことがあります。 これにより、ドットプリンターで印字する際、プリンター内部の用紙送りがスムーズに行われず、紙詰まりの原因になることがあります。
【原因1に対する対応】保管場所の改善と糊留めの加工方法の変更
ドットプリンター用連続伝票の保管場所を、直射日光の当たらない、温度と湿度の変化の少ない場所に変更することをオススメします。
また、連続伝票の留めが線糊の場合は、点のりかギャザー(紙クリンプ止め)にすることで伸縮の差がなくなり、反りやしわが緩和されることがあります。
【原因2】ドットプリンターの印刷位置の設定
印刷位置をドットプリンターの印刷推奨範囲外にも印刷できるように設定してある場合、用紙の角がプリンター内の部品に引っ掛かり紙詰まりの原因になることがあります。 この現象は、最初の1ページ目に発生することが多いです。
【原因2に対する対応】ドットプリンターの印刷位置の設定を変更
これが原因の場合は、用紙印刷の開始位置をドットプリンターの印刷推奨範囲内に設定変更することで解決します。
【原因3】連続伝票の折り部分または貼り合わせ部分の膨らみ
ドットプリンター用連続伝票は、1面~3面で折り返し段ボールケースに収納されますが、その折り部分の膨らみがプリンターの紙送り部分に当たり詰まる場合があります。 また、左右両端の糊部分の若干の膨らみが接触する場合もあります。
【原因3に対する対応】ドットプリンターの圧を弱める
ドットプリンターの圧を強めに設定しておくと、ちょっとした膨らみが接触して詰まりの原因になることがあります。
詰まりが頻繁に起きる場合は、ドットプリンターの圧を少し弱めていただくとスムーズに流れることが多いです。
【原因4】連続用紙タイプの宛名シールのカスがドットプリンター内部に貼り付いている
連続用紙タイプの宛名シール用紙を印字した後に、同じドットプリンターで連続伝票を印字すると、宛名シールのカスがドットプリンターの内部に貼り付き紙詰まりの原因になる場合があります。
【原因4に対する対応】シールの除去とシールの仕様変更
ドットプリンター内部を確認し、シールが張り付いていれば除去してください。
また、カス(印刷に使用されない不要な部分)の剥がれが原因のことが多いため、カスが付きの用紙を使用している場合は、カス取り済の仕様のものに切り替えることをオススメします。
シールの粘着が弱い場合は、粘着の強いものに切り替えるのも有効です。